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胃腸炎について

今回は、胃腸炎についてのお話です。胃腸炎とは胃や腸に炎症が生じ、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が起こる病気のことで、原因によって非感染性のものと感染性のものがあります。
非感染性胃腸炎は、薬や刺激物、アルコール、冷たいものの摂り過ぎで、胃や腸の粘膜が荒れたり機能が低下することで起こります。毒キノコのように、毒性のあるものを摂取して起こることもあります。
多くの感染性胃腸炎は、細菌やウィルスによるものです。嘔吐や下痢の後の手洗いや、排泄物の処理が十分でないと、人から人へと感染が広がります。また、細菌やウィルスで汚染された水や食品を介して感染すると、一般に「食中毒」と呼ばれ、集団発生することもあります。食中毒は、梅雨から夏にかけて、暑くてじめじめした季節に多いというイメージがありませんか?細菌によるものは夏、ウィルスによるものは冬に多い傾向はありますが、食中毒は一年を通して報告されています。ノロウィルスは二枚貝などを食べて感染することがあり、その患者が排泄したものにより人へも感染するのです。いずれにしても、感染を予防し、感染を広げないことが大切です。手洗いや、吐いたものの処理を適切に行いましょう。また、食中毒の予防の3原則は「細菌(ウィルス)を付けない・増やさない・やっつける!」です。食事を作る方は食品の取り扱いに神経を使われていると思いますが、厚生労働省でも「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」として、①食品の購入②家庭での準備③下準備④調理⑤食事⑥残った食品、についてアドバイスをしていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
胃腸炎にかかってしまったら・・・脱水にならないようにこまめに水分補給をし、安静にしましょう。嘔吐や下痢は体の中の不要なものを出そうとする反応なので、自己判断で薬を飲むことはせず、受診するようにしましょう。高齢者や子どもは、重症になりやすいので、注意が必要です。

参考資料  厚生労働省ポスター「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
      厚生労働省食中毒統計資料 過去の食中毒発生状況

【石川医院通信 2019年5月・6月号より】

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