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感染性胃腸炎 予防のポイント

感染性胃腸炎は、ウイルス感染によるものが多く、原因の多くはノロウイルスやロタウイルスで毎年秋から冬にかけて流行します。潜伏期間は1〜3日程度、主な症状は吐き気・嘔吐・下痢・腹痛です。症状は数日でおさまりますが、嘔吐や下痢などが続く時は脱水にならないように水分の補給が大切です。小児や高齢者は重症化することもあるので、早めに受診しましょう。

原因となるウイルスは非常に感染力が強く、わずかなウイルスで多くの人が感染し、集団感染が発生します。集団発生をおこさないためにも、また自分が感染するのを予防するためにも、予防や対処が重要です。

【予防のポイント】

  • 1. 流水と石けんで十分に手を洗う。(特に排便後、調理や食事前は念入りに)
  • 2. 感染性胃腸炎が疑われるときの、嘔吐物・下利便の処理
    処理をする際は、使い捨てのマスク・手袋・エプロンを着用する。
    汚物は布やペーパータオルで外側から内側に向けて拭い取る。
    汚物が付着していた場所とその周囲を、塩素系消毒液(0.1%次亜塩素酸ナトリウム)を染み込ませたペーパータオル等で浸すように拭く。
  • 3. 汚れた衣類の扱い
    衣類をビニール袋などに入れる。
    塩素系消毒液(0.02%次亜塩素酸ナトリウム)に10分間浸して消毒。
    消毒後、他のものと分けて最後に洗濯する。
  • *注意
    塩素系消毒液は、衣類など色落ちの恐れがあります。色落ちする衣類は、85℃以上の熱湯で1分間以上の熱湯消毒をしましょう。消毒途中にお湯の温度のお湯が下がらないように注意します。
    カーペットなどは、汚物を取り除いた後に、スチームアイロンでの消毒(95℃ 1分)も勧められています。

これからの時期は空気も乾燥してきます。手洗い、マスク着用など『咳エチケット』を励行し、感染予防しましょう。

*参考文献 東京都感染症情報センター 感染症胃腸炎(ウイルス性胃腸炎を中心に) 保育保健における感染症の手引き(2013)

【石川医院通信 2016年11月・12月号より】

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