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心の中の段差を乗り越えるために

長かった夏休みが終わって久しぶりに友だちに会えるのが楽しみだったり、また元の日々に戻るのがちょっぴり憂鬱だったり、2学期の始まる感想はお子さんによりそれぞれかと思います。保護者の方もお子さんが園や学校の生活に戻ることを少し寂しく感じたり、逆にほっとする部分もあるかもしれません。

小さいお子さんにとって30cmの段差を乗り越えることは大変ですが、大人になれば身体も大きくなり、簡単です。大人にならなくても身体が大きくなれば乗り越えられます。心も同じです。小さい頃は大人にとっては些細なことでも大きな段差(ストレスや心理的な負担)に感じられます。心が大きく強く成長するに従って、心の中の段差も乗り越えやすくなっていきます。ただし、身体の成長のペースは徐々に大きくなる人、急に大きくなる人など人それぞれなように、心の成長も人によって全く違います。

2学期が始まると秋の大きな行事としての運動会や学芸会などの準備が始まり、それが楽しみなお子さんは良いのですが、そうでないお子さんにとっては行事そのものやその練習が大きな段差に感じられてしまうかもしれません。

小さい頃高い所に上る際は踏み台などを使ったように、心の中でも段差の大きいときにはそれを乗り越えるための踏み台を使ってみましょう。心の踏み台になるのは、お子さんの好きなおやつや夕飯のメニュー、おうちの方とのおしゃべり、スポーツや家のことなど一緒に何かをすること、一緒にぼーっとする、など様々です。運動会や学芸会が段差となっているならば、一緒に練習することも踏み台の一つです。その時は周囲と比べず、また結果に注目するのではなく、最後まで全力で走ることが出来た、大きな声でせりふを言えたなど、その子にあった目標を考え、その子が少しでも出来るようになったことを保護者の方が認め喜ぶことで、お子さんが心の中の段差を乗り越えやすくなると思います。

もし、ご本人と保護者の方の試してみた踏み台だけでは心の段差を乗り越えられないときは、受診の際に院長先生にお声をかけてみてください。のびのびクラブでお子さんにとって、どんな踏み台が良いかを一緒に考えましょう!

【石川医院通信 2015年9月・10月号より】

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