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更年期症候群〜女性だけではありません〜

更年期というと、女性特有のものと認識されていましたが、最近では男性の更年期も注目されています。

女性の場合は閉経前後で卵巣から分泌されるエストロゲンの減少により自律神経のバランスが崩れ、肩こり・頭痛・のぼせ・ほてり・イライラ感などの症状が現れます。これらの症状を総称して更年期症候群といいます。この時期は女性にとって子供の独立や親の介護などが重なり、ストレスが更に症状を悪化させてしまいます。スポーツや趣味を持ち、家族や友人に話を聞いてもらいながらうまく更年期と付き合っていきましょう。

男性の場合はテストステロンというホルモンの減少が心身に大きく影響します。このホルモンは性機能の維持や、筋肉や骨を作ったり、脳にも作用します。40才台後半から減少が始まりますが、症状の発現や程度は個人差があります。性機能の低下の他、意欲の低下・不眠などうつ症状が現れることがあります。このように男性ホルモンの低下で起こる症状をLOH症候群(加齢男性性機能低下症候群)ともいいます。

抗うつ剤や睡眠薬でも改善しない場合、ホルモンの低下が原因になっていることがあり、ホルモンの補充により症状が改善されます。症状が気になる方は、日本泌尿器学会の自己チェックシートなども受診の目安になります。原因がわかれば治療可能な病気なので、年だから・・・と諦めないで、是非かかりつけ医に相談して下さい。

不眠症

不眠症は、睡眠の量または質の不満に関する訴えがあり、日中の活動にも支障をきたすことがあります。これまでに行われた不眠の全国調査では、成人の約2割が不眠と答えています。

不眠をもたらす睡眠障害には、不眠症の他にリズムレス社会における体内時計のズレや、レストレッグス症候群(脚の内部の不快感があり、足を動かすと軽快。夜に悪化する)、睡眠時無呼吸症候群、薬物やカフェインの過剰摂取によるものなどがあります。不眠の原因を明らかにし、生活習慣や環境を見直すことで、質の良い睡眠につながります。

睡眠薬に抵抗のある人もいますが、時には薬を使って心身を休ませてあげることも必要です。我慢せずかかりつけ医に相談しましょう。

【石川医院通信 2015年3月・4月号より】

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