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骨粗鬆症について

骨粗鬆症とは、骨の主成分であるカルシウムが減ることで、骨が鬆(す)が入ったように軽く、弱くなり、骨折しやすくなる状態です。身体の成長に伴い、活発に骨は作られていきます。男女ともに20歳頃が一生のうちで最も骨量が多いといわれていますが、加齢とともに減っていきます。特に女性は閉経によってエストロゲンが減少するので、この時期に骨量が著しく減少し、骨粗鬆症の発生率が男性の4〜5倍になるともいわれています。骨粗鬆症の症状は、背や腰が痛い・曲がっている、身長が若い時に比べて低くなった、などがありますが、骨折をするまで自覚症状がないということも多いのです。骨粗鬆症の原因は他に、遺伝的なもの、栄養不足、特定の病気、薬の副作用(ステロイドホルモンの長期投与など)などがあります。

食事療法

骨粗鬆症の治療は食事療法、運動療法、薬物療法です。まず食事ですが、骨に必要なカルシウムやタンパク質などの栄養素を十分に摂りましょう。日本人はカルシウムが不足しています。予防や改善のためには一日に800mgが目標です。牛乳やヨーグルト1カップ(200ml)で200mg以上のカルシウムが摂れます。牛乳が苦手な方は、味噌汁や、茶碗蒸し、煮物などの料理に加えてみてはいかがでしょうか。大豆や豆腐などの大豆製品や小魚、小松菜やチンゲン菜もカルシウムが多く含まれています。また骨作りに欠かせないものが、ビタミンD、K,B,B12、葉酸です。逆にリンやナトリウムの摂りすぎはカルシウムの吸収を妨げますので、注意しましょう。リンは加工食品の添加物や清涼飲料などに広く使われています。お酒の飲みすぎや、喫煙もカルシウムの吸収が悪くなるそうです。

運動療法

運動は、自分に合った運動をしましょう。持病を持っていたり、骨の状態は人それぞれ異なります。運動するときは、動きやすい服装・靴を選び、転倒しないように注意しましょう。適度に日に当たると、皮膚でビタミンDが作られ、骨を強くするのを助けてくれます。

薬物療法

薬物療法については、カルシウム剤や活性型ビタミンD3剤、骨が壊れて溶けるのを抑制し骨密度を増やすもの、骨形成を促すもの等いくつかあります。医師の指示に従って正しく服用しましょう。定期的に検診や検査を受け、自分の骨の状態を知っておくことも大切です。

【石川医院通信 2015年1月・2月号より】

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