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健診の受け方と結果

日本では、平成20年度から成人が受ける健康診査が大きく変わりました。個別の病気の早期発見・早期治療を目的とした「基本健診」から、メタボリックシンドローム(以下メタボ)に重点をおいた生活習慣病予防を目的とする「特定健診」になったのです。特定健診では、基本健診で実施していたレントゲンや心電図、貧血検査、腎機能検査などが行われません。板橋区では、10月31日までに区内の指定医療機関を受診する場合に限り、特定健診で不足するレントゲンや心電図検査、貧血検査、眼底検査などを行えるよう補助をしています。国民健康保険の方や高齢者の受診方法は、これまでとほとんど同じですが、社会保険の方は手続きがやや複雑です。特定健診と行政の補助を上手に組み合わせて、しっかり健康診査を受けるようにしてください(不明点はスタッフにお尋ねください)。

ところで、既に健診が終わった方は、検査結果と判定が複雑でわかりにくくなかったですか?「特定健診」は生活習慣病の予防が目的ですから、内臓脂肪の存在を重視します。腹囲(いわゆるウエストサイズとは違います)が女性で90p以上、男性で85p以上ある場合、検査結果や治療の状況などをみてメタボかどうか判定します。検査結果によっては「治療が必要」と診断されたり、「特定保健指導」という指導を受けるよう指示されることもあります。喫煙習慣がある場合や、腹囲が正常範囲であってもBMI 25以上の肥満の場合には判定基準が厳しくなるので、注意してください。判定のフローチャートは、板橋区の健診結果裏面に記載してありますので、参考にしてください。

さて、ここまでは生活習慣病の話でした。一般にいう標準体重とはBMI 22の時の体重をいい、高血圧や高脂血症などの病気の有病率が統計的に低いことが知られています。BMI 25以上は肥満ですね・・。ただ、病気のかかりやすさとBMIとの関係は、病気の種類によって異なります。混乱しないように注意してください。

【石川医院通信 2011年9月・10月号より】

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