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今年の熱中症

今年の夏は節電ブームですが、専門家はこれによる熱中症に注目しています。
高齢者や小さい子の熱中症以外に、10歳代はスポーツ熱中症、20歳代以上は職場での熱中症が多いと云われています。熱中症は、まだ暑さ馴れしていない6月や7月にも起こることが知られており、時間帯では、午前10時前後と午後3時前後の2つの発生ピークがあります。

重症度分類

最近では、T度〜V度に分類しますが、従来の熱虚脱・熱疲労、熱けいれん、熱射病という分類の方が一般的かもしれません。
初期には「めまい」、「ふらつき」、「吐き気」など、次いで「筋肉の痙攣や痛み」が出現し、熱射病という状態ではショック状態で意識がなく、生命の危険を伴います。死亡することもあるので、顔色が悪いなど心配な状況だったら、迷わず救急車を呼ぶようにしましょう!!

熱中症になりやすい人

糖尿病、高血圧、心臓疾患、脳卒中の既往、発熱、下痢、吐き気など何らかの病気がある人、飲酒している人、涼しい環境で育った人などは特に熱中症を起こしやすいです。

予防

(1)屋外では日陰を選び、暑さを避ける、(2)服装は、吸水性に優れた素材を選び、襟元は緩めるようにする、(3)喉が渇いたと感じる前に水分補給、(4)発汗が多い環境では塩分補給も大事、(5)急に暑くなる日に注意。初夏から暑さに体を順応させましょう。

職場では

作業環境や作業を管理し、「水分チェック表」や「体調チェック表」などを用いるなどの工夫をします。特に発汗が多い職場では、十分量の水や塩分、経口補水液を常備して、いつでも自由に摂取できるようにします。
暑さの指標であるWBGT測定を行って、職場での熱中症予防対策を講じます。その他、食事、休憩などの健康管理も大事です。

高齢者

病気や服用している薬の作用で、脱水になりやすいことがあります。また、エアコンが嫌い、夜間トイレに起きないよう水分を摂りたがらない・・という傾向が見られます。日ごろから家族や社会福祉関係者による見守りが必要です。

小児

体温調節機能が十分ではないので、子どもを十分に観察し水分摂取も含めてこまめに対応しましょう。放熱しやすい衣服を選び、環境に応じて着脱させましょう。

※熱中症予防グッズなどの情報は「お役立ちリンク集」に掲載しました。

【石川医院通信 2011年7月・8月号より】

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