耳より情報


■自転車の安全な乗り方とビーズ型脱臭剤の誤嚥(続き)

さて、もう一つ。最近日本小児科学会が公表した「Injury Alert」(傷害速報)で紹介された事例についてのお話です。ビーズ型脱臭剤の誤嚥による事故についてです。ビーズ型の脱臭剤は購入時は最大径が15o程度ですが、乾燥するとそれが2〜3mmになります。この状態だと子どもの声門を通過しうるサイズとなり、誤って気管に入ると、水分を再吸収し膨張したビーズが気管支を閉塞し、徐々に呼吸状態が悪くなるのです。紹介事例では、病院で気管支鏡を使って治療したそうです。厚生労働省でも形状の変更や、容器などの事故防止対策、リスク削減が検討されているようです。まさかと思うようなことが起こるのが事故です。子どもは毎日興味しんしんですし、大人のすることをよく見ています。子どもの目線で身のまわりを見回して、小さいものや危ないものはできるだけ子どもの手の届かないところに移動しておきましょう。
*参考文献  日本医事新報 No.4899 2018.3.17

石川医院通信 2018年5月・6月号より

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